ダメだ、来た…

毎日が正念場。うし、武装して戦場に赴きませう。
帰ってきたら、否、帰ってこられたならもう動けませぬ。
せめて独りで苦しませて下さい。嘘です。でも本当です。
まぁそんなもんですよね。皆。
別に誰もが特殊ではなく、そして誰もが特殊であるのですから。
大したことはない、けれど大したことなのでしょう。
先生には週1でお会いする度に「あぁ、生きていてよかったです」と言われます。いつもにこにこ笑っている私がそこまでギリギリラインにいることは事実で、重大なことです。
でも同時にそれは大したことではない。心を動かすに値することではない。
私が生きている限りは。
しかしこの「生きている」とは曲者ですね。
覚めてみて初めてそれが夢だった、と認識できるかの如く、実際に自分が生きているうちは決して掴めないような気がします。
せめて死に近づいた瞬間、自分は生きているのかもしれないと思える。
折ってみてそこで初めて自分には脚があったのだと気づいた。
脚があるから車椅子や松葉づえを使わずとも行きたいところに行けたのか、と(一時的に)不自由になって改めて気づいた。
そんなものですね、所詮。どこまで自分を騙し切れるか。如何に上手く麻酔を使いこなせるか。
…器用になりたいです。